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腹部を温めると腰痛や坐骨神経痛の軽減に役立つ

  • 執筆者の写真: NOBUYUKI MOMMA
    NOBUYUKI MOMMA
  • 1月14日
  • 読了時間: 2分

東洋医学の観点から見ると、腹部を温めることが腰痛の軽減に役立つ可能性があります。これは、体内の「気血(きけつ)」や「陰陽」のバランスを整える効果に基づいています。


理由と考え方

「寒邪(かんじゃ)」の除去

東洋医学では、「寒邪」(体を冷やす要因)が体内に侵入すると、筋肉や関節の気血の流れが滞り、痛みやこわばりを引き起こすと考えられます。腹部を温めることで、体全体を温め、気血の循環を促進し、寒邪を取り除く効果が期待されます。


「腎(じん)」の強化

東洋医学では、「腎」は腰と密接に関わっているとされています。「腎」が弱まると腰痛が生じやすいと考えられるため、腹部や下腹部を温めて腎を補うことで、腰痛が軽減する可能性があります。


「中焦(ちゅうしょう)」の調整

腹部には「中焦」(胃や脾臓を含むエリア)が位置し、この部分は気血を生み出す役割を担っています。この部位を温めることで、気血の生成が促進され、全身のエネルギーバランスが整い、痛みの緩和に繋がると考えられます。


「気血(きけつ)」の流れの改善

腰痛は「気滞(きたい)」や「血瘀(けつお)」(気や血の流れの滞り)が原因の場合が多いです。腹部を温めることで、気血の流れがスムーズになり、腰の痛みを和らげる効果が期待されます。


方法

温熱療法:湯たんぽやホットパックを使ってお腹を温める。

腹部のマッサージ:温かい手やオイルで腹部を優しくマッサージする。

飲食の工夫:温かい飲み物や体を温める食材(生姜、シナモン、黒糖など)を取り入れる。

注意点

温めすぎや長時間の過度な熱は肌を傷つける可能性があるため、適切な温度で行うことが大切です。

腰痛が重度であったり、内科的な原因が疑われる場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。

東洋医学では体全体のバランスを重視しますので、腹部を温めることは腰痛対策の一つとして試す価値があります。

 
 
 

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